浮世音

四季折々の美しい情景、歴史ある場所、そういった場所にピアノを持ち運び、その場の空気を音楽に描写していきます。そしてドローン映像でその壮大な自然を撮影し、一つの映像作品として残していきます。

かつて江戸時代に、版画という方法で日本の情景を写し取ってきた浮世絵。100年以上経った今は世界に通じる日本の芸術として認められていますが、当時としては斬新な表現方法でした。

音楽もアートであり、その時代にあった斬新な表現方法で新しい作品を発信していくことに大きな意味を感じています。
日本全国１００景の浮世音作品の制作発表を目標に掲げ、日本の様々な美しさを探して活動しています。

言葉がなくとも日本の魅力を発信できる「浮世音」は、コスタリカ・中国・アメリカ等の海外公演の際にも大きな反響を得てきました。地域の魅力を国内外に発信する新しい音楽のあり方として評価を受け、2018年にはおかやまアワードの特別音楽賞・2019年には第一回福武教育文化賞を受賞しております。

日本国内では近年地震や洪水、台風などによる災害も多くなってきましたが、これまでの浮世音撮影地の中には、自然災害により姿を変えてしまったものもあります。

今私たちが目にしているこの美しい情景は、100年後も同じように残っているでしょうか。今ある日本の情景を音楽と映像に残し、100年後の未来へとつなげていきます。