日本全国周遊記 阿蘇の伝説を辿って大規模な作品作り! 2021.4.30 今回の浮世音作品のテーマは「阿蘇」で、スケールが大規模な作品となりました。 熊本県、阿蘇のカルデラは、東西18km、南北が25kmと世界でも有数の規模を誇っているということです! 改めて地図で見ると、阿蘇は九州の真ん中あたりに位置しています。 阿蘇の地域には多くの素晴らしいスポットがあり、今回の作品ではそれらを全て巡った上で「ストーリー」を組み上げて音楽と共に阿蘇の物語をつくりました。 テーマは「水の伝説」です。 阿蘇の地には「水」にまつわる話や歴史的な場所が多く存在しています。 数カ所の滝もあり、街のいたるところには水基があり水が流れています。 「自噴水」と言って、自ら湧き上がっている水もあちこちに存在していて、田んぼを潤しています。その水のおかげで阿蘇の町は豊かなんだと思います。 阿蘇の歴史を調べていて、面白い伝説が見つかりました。 その伝説からストーリーが出来上がりました。 大昔の阿蘇は外輪山に切れ目が無く、その中には水がたまって広大なカルデラ湖になっていた。 健磐龍命(タケイワタツノミコト)はこの水を無くして田畑を造ろうと考えた。 そこで、外輪山の一部を蹴破ることにした。 蹴破った場所からは大量の水が流れ出し、滝となった。 それから人々も、あるいは動物も「水」と共に生きてきた。 空に祈りを捧げてきた。 今もなお、その伝説の中に生きている。 このようなストーリーが、今回の作品に反映されています。 物語をたどっていきましょう! 「はじまり」 壮大な阿蘇の物語のはじまりを、大観峰の朝日が予感させてくれる。 火山のエネルギーや天空を感じるような物語。阿蘇の地からは、空をすごく近く感じた。 ロケ地:大観峰の朝日/火山の火口 「物語ってくるものたち」 阿蘇の今の暮らし、街並み。人々は水とともに生き、暮らしている。 その中に伝説のかけらが眠っていて、いたる所で私たちに歴史の繋がりを物語ってくれている。 ロケ地:阿蘇の街並み/自噴水/阿蘇神社周辺の水基/護王さんの杉/夫婦滝 「人も動物も自然も、全ては水とともに」 壮大な広がりのある阿蘇らしい景色。この街並みや自然は全て水と共に存在している。 重厚感のある厚みのある音で、阿蘇の多彩な色の複雑さを和音のハーモニーで表現。 ロケ地:大観峰/草千里が浜/山なみハイウェイ/押戸石の巨石群 「これからも続く阿蘇の伝説」 これからも先に続く物語。未来を感じる終わり方。天にも昇る想いや、祈りやメッセージを音楽にのせて。 ロケ地:米塚/城山展望台 今回は数カ所のロケ地を一つのストーリにした壮大な作品となりました! それとは別に今後各スポットの作品も作っていくつもりです。 メイキングの裏側は各所の個別作品と一緒にブログに書きますね。 それでは、阿蘇をテーマとした壮大な物語を楽しんでください! 浮世音 熊本県 阿蘇市にて Tweet Share 雪山の頂上にピアノを担いで登った日 大分県杵築市の城下町で作品作り! 関連記事 福島県 磐梯山のジオパークを旅する!浮世音ロケドキュメンタリーと本編! 全国放送/日曜ゴールデン2時間番組で主人公旅人をさせていただきました! 「人は変われる。ちょっとした経験で」