日本全国周遊記 大分県杵築市の城下町で作品作り! 2022.1.13 今回の浮世音作品のテーマは「杵築市」で、今までの浮世音作品とは一風変わったキャラクターを持つ作品となりました。 城下町の歴史的な情景はもちろん、人々の暮らしがその町で今も営まれているという他に類をみない場所でした。 城下町がそのまま小学校の登下校の道として使われていたり、有名な坂道が生活の道路になっていたりします。 お城のふもとをランドセル背負った子供たちが元気に走っていくんですよ!本当に魅力的でした。 そんな杵築の特徴を「人々の暮らし」という観点から音楽で描き作品にしたいと思いました。 まずは杵築市の場所をご紹介しますね。 大分県ですが、四国の佐田岬とも非常に海を隔てて近い場所に存在しています。 今回の作品では杵築を舞台とした「ストーリー」をつくりました。 テーマは、今と昔の暮らしをつなぐ。杵築の「光」と「音」です。 時間帯によって色を変えていく海面の光、太陽の光、月の光。 いつの時代も変わらない波の音や鳥の声、人々の足音や風の音。 歴史がつくりあげたこの町・人・暮らしは、いつだって穏やかで静かだ。 耳を澄ませば、暮らしの中にいろんな物語が聞こえてくる。 今も昔も、きっと繋がっている。歴史の1ページをまたひとつ、今宵も刻んでいく。 このようなストーリーが、今回の浮世音作品に反映されています。 実際に杵築市に数日滞在し私自身が「暮らす」体験をしたことで 様々な光や音を感じ取ることができました。 ロケはもちろん、滞在中の食事もその土地のものを! ちゃっかり美味しい魚介類のグルメやカボスを使った料理も堪能しました。 お味噌汁にも名産のカボスが入っているんですよ! すっかり杵築大好きになりました^^ それでは、物語をたどっていきましょう! 「今も昔も、変わらない光がある。変わらない音がする。 毎朝の波の音や鳥の声が、私たちに何かを伝えてくれている気がする。」 奈多海岸で目にした日の出からストーリーが始まります。 様々な文化は海を渡ってこの地にやってきた、、、そんなことを感じさせるような 幻想的で力強い太陽の光。 真っ赤な色から、輝かしい黄金色へと色を変えていく様子に心を奪われます。 耳をすませば鳥の声も聞こえてきます。 ロケ地:奈多海岸(奈多八幡宮) 「歴史がつくりあげたこの町・人・暮らしは、いつだって穏やかで静かだ。」 歴史を物語ってくるような、静かな杵築城・坂・邸宅が登場します。 城下町の中でも有名な坂道である酢屋の坂・塩屋の坂。早朝の誰もいない静かな坂道は、当時の面影を残しています。 その町並みを見渡すような位置に存在している杵築城は小さいながらも圧巻の迫力です! 城からは別府湾も見渡せ、この町を支えている文化を感じられます。 大原邸という邸宅は当時の趣をそのままに、当時の暮らしを伝えてくれています。 ロケ地:城下町の町並み/住吉浜/大原邸/杵築城 「耳を澄ませば、暮らしの中にいろんな物語が聞こえてくる。」 サビの盛り上がりと共に、一気に今の杵築の暮らしの様子へ。 昔の物語が今に続いている様子を様々なシーンから感じ取っていきます。 城下町を歩く様々な人達、この町を豊かにしてくれるみかんやカボスなどの農作物や、シラス漁の舟、 いたるところに生きている鳥たち。 いろんな命のつながりや、丁寧で幸せな暮らしの魅力を映像で捉えていきます。 歴史の上に今生きる私たちの命の広がりや、自然の壮大なスケールを感じられるようなメインメロディを作曲しました。 ロケ地:城下町/原農園(みかん)/庭で収穫するカボス/加貫漁港/シラス漁の船や鳥 「今も昔も、きっと繋がっている。歴史の1ページをまたひとつ、今宵も刻んでいく。」 夕暮れで次第と色を変えて暗くなっていく海の様子、そのあとに現れるのは満月。 月の光は今も昔も繋がっていることを教えてくれます。 海岸に浮かび上がる月の光の道は、次の新たな1日へと繋がっていきます。 ロケ地:梶ヶ浜での満月の光の道 お待たせいたしました! それでは杵築の浮世音作品をこちらからご覧ください。 きっと美しい景観や歴史の町並み、豊かな「暮らし」に心を奪われることと思いますよ^^ collaborated with DaiwaHouse 暮らす森 Tweet Share 阿蘇の伝説を辿って大規模な作品作り! 奇跡の雲海と出会えた、天空の山城「備中松山城」ロケの裏側! 関連記事 奇跡の雲海と出会えた、天空の山城「備中松山城」ロケの裏側! 阿蘇の伝説を辿って大規模な作品作り! 奈良井宿のとあるお婆ちゃんの言葉