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奇跡の雲海と出会えた、天空の山城「備中松山城」ロケの裏側!

今回の浮世音作品のテーマは「備中松山城」です。

長野県の雪山での演奏、真夏の王子が岳の崖っぷちでの演奏に続いて、過去の浮世音撮影の中でも非常に過酷なロケとなりました!!

 

 

【岡山県高梁市 備中松山城】

国指定重要文化財の備中松山城は「現存12天守」の一つで、天守が現存する“唯一の山城”です。

標高430mの山頂にそびえ、日本三大山城にも数えられているそうですよ。
10月・11月の早朝には雲海に包まれる幻想的な姿を見ることもでき、「天空の山城」とも形容され親しまれています。

 

今回の撮影は10月末。
高梁市の方にもご協力をいただいて撮影させていただきました。

事務所のある瀬戸内市を出発するのは早朝4時。
5時半には松山城近くの駐車場に到着し、6時以降山頂で待機し雲海の出現を待つという作戦です。

実は今回の撮影ロケは、心がめげそうになりました!
10月末頃に撮影に3回トライし、3度目にしてやっと奇跡的な雲海に出会うことができました。

【1度目】
瀬戸内市から高速道路で夜明け前に高梁市に向かっている途中に現地の担当の方から電話をいただき、
「残念ながら今日は雲海無理そうです」というご報告!
Uターンして戻りました。

【2度目】
早朝5時半からピアノやカメラ機材を担いで30分の登山!
夜明け前なので真っ暗、極寒です!
6時から山頂でスタンバイし約3時間・・・・。

残念ながらこの日は雲海が現れず下山しました。

何より3時間の待機が寒すぎて、ロケの過酷さを実感しました(笑)

【3度目】
今回こそは雲海を撮りたい!!
早朝の高梁市内には霧がたちこめていて、運転はとても危険でした。

2回目の30分登山!
この登山が相変わらずキツイ・・・。
真っ暗な上に寒く、荷物も重く感じます。
頂上までたどり着いたら雲海が出るまでスタンバイします。

担当の方が、お城の目の前にある展示スペースの部屋を使っていいよと快く言ってくださったので
部屋の中でスタンバイ。

しあわせなことに、あの人気猫城主の「さんじゅーろー」と一緒に
時間を過ごさせていただきました。ちょっとは仲良くなれたかな??
「さんじゅーろー」はすっかり人気者になっていろんなグッズも発売されているんですよ^^

山頂で出迎えてくれる姿に癒されます!

 

雲海待機中。

まだかなあ・・・

待ちくたびれた「さんじゅーろー」です(笑)

そしてついに、雲海が次第に現れ始めました!

雲海が出現してから消えるまでの時間は限られています。
いつ消えてしまうか分からないので、すぐに撮影に入ります。

時間とともに、息をのむほど美しい雲海が見えてきます。

地元の人も「こんなに雲海が出ることはなかなかない!」と言っていたくらいです。

ピアノを弾いている私の奥に見える白いものは全て雲海です!

改めて、ドローンの映像見て「こんなに雲海に囲まれていたのか」と感動しました。
奇跡的な場面に出会うことができて本当に嬉しく思います。

演奏している曲はCDアルバム「幻創の國」より、「一銭の聲」です。
山地真美CDサイト
以前備中松山城に登った時に感動してその後に作曲した楽曲だったのですが、
いつか山頂で雲海に囲まれて弾きたいと思っていました。

通常の浮世音作品は、現地に行って即興演奏するパターンで音楽を作っていますが、
今回は先に音楽が完成していて現地にやっと行けたというパターンです。

大砲の音や馬が駆け行く音、侍の戦いの「聲」が聞こえてきそうな備中松山城。
その雰囲気を映像と音楽で感じてください!

 

それでは本編の浮世音をご覧ください!

 

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